”怖い思い”をした事があります③
昨日は、高校生の頃に起きた”怖い”出来事について書きました。
今日は社会人になった私が体験した出来事を記します。
就職して2年め。社会人生活に慣れた頃。
朝、出勤のため駅を目指して歩いていると、スルスルスルと斜め後ろから
黒い車が付いてくる事に気が付きました。振り返ると運転席に中年の男性がいます。
早朝のため、まだ駅へ向かう人影はまばらです。
不思議に思いながらも、私は駅へと急ぎました。
しかし、この日以降、それは毎朝、続く事になったのです。
黒い車が私を付けるようになって、3週間を過ぎた頃。
あと少しで駅に着くというタイミングで、助手席の窓が下がり、
「駅へ行くんでしょ?乗せて行ってあげるよ」
と男が言いました。
私は初めて聞いた男の声に恐怖を感じ、聞こえないふりをして
足早に立ち去りました。駅はもう目の前なのです。
帰宅して、「私が連れ去られたら、この車よ」と母親に車のナンバーを書いた
紙を手渡しました。
すると驚いた母親は、すぐに原付バイクを買い、これからはこれに乗って
通勤しなさいと言いました。
幸い私は免許を持っていたので、駅までバイク通勤を始めました。
その後も、いつもの曲がり角で黒い車の男は待ち伏せしていましたが、
フルヘルメットを被り、服装を変えた私に、男が気付くことはありませんでした。
私は美人ではありません。若い女性というだけで狙われたのだと
思います。今と違い、ストーカーという言葉がまだ存在していない
頃の出来事でした・・・
☆明日は私が主婦になってから体験した”怖い出来事”について書きます。
よろしくお願いします。