娘が巣立った日②
☆この日記は昨日のつづきです
駅へと娘を送った私たちは引き返して、新生活の家財道具を車に
つめこみ、娘の新居へと向かいました。
到着すると不動産屋さんから鍵を受け取った良太さんと娘がいて
4人で荷物を運びました。私達が着くのと入れ違いに良太さんのご両親が
先に照明器具やカーペットを準備して下さっていました。
良太さんと夫が、到着していた組み立て家具に悪戦苦闘している間に
娘とキッチンやバス用品を整えました。
笑顔で食器を棚に収める娘を見ながら、
”あと、どのくらい一緒にいられるのだろう?”
と、コチコチと部屋に響く時計の秒針が私にだけ大きく聞こえました…
夕方、部屋が整い夫と帰宅する時。娘の携帯電話の下に手紙を置きました。
玄関で笑顔の2人に見送られ車に乗り込んだら、涙がでそうになったけれど、
「これでいい!これでいい! 花子は幸せになるのだから … 」
と何度も何度も自分に言い聞かせ我慢しました。
もう娘の笑顔を、” 毎日 ”見ることはできません・・・