母からのバトンを娘に
娘が臨月に入り産休中なので、良太さん(娘夫)が仕事に行っている昼間。
娘宅に下ごしらえした食材などを持って向いました。
ひとりで電車に乗り出かけるのは、大変緊張します。
パニック障害の私は、行き慣れた場所以外、めったに出かけることを
しません…
発作が起きないように、目をつむりドア近くの座席で揺られていると、
ふと母のことを思い出しました。
母は2年前に他界しましたが、私が妊娠中や出産直後など、
手助けをするために、ショッピングカートを引きながら、
県をまたいで通ってくれていたのです・・
あの時の母は今の私より高齢でした。
娘宅で昼食と夕食の用意をし、片道2時間かけて行き来していた
母を想うと、ありがたく、今更ながらに申し訳なく思います…
「お母さん。。大人になれば自然とお母さんのように料理が作れると
思っていたけれど、そうじゃなかった。お母さんは器用で料理上手
だったのね… 心臓が悪いのに、重い食材を運んでくれて、
ありがとう。今、私も花子に、お母さんがしてくれたこと、
頑張ってするからね!」
心の中で母に話しかけながら、娘の家へと向かいます。
料理に自信が無い私。
母からのバトンに愛情だけはしっかり込めて、手渡ししようと思います・・・