娘の彼が結婚の申し込みに来た!
2020年 早春。
この日は夫婦そろって、朝からソワソワ。。
娘が駅まで迎えに行き、彼を連れて来るというのです。
初めての来訪で、目的は ”結婚の申し込み”です!
駅で良太さんと合流した娘から「今から行くねー」と連絡があってから、
なかなか来ません。
どうしたのか?とインターホンのモニターで外の様子を伺うと
娘が「大丈夫よー!いいから早く〜」と手招きしている様子が写りました。
どうやら家の前にいるものの、良太さんが身だしなみを整えていて
入って来ない様子(笑)
ようやく入って来たので、先程の様子をモニターしていた事を話すと
良太さんの顔が真っ赤に・・(余計な事を言って!と夫に注意されました)
良太さんが「これは地元で有名なチーズ専門店のお菓子です」と
"ガチガチ" になって手土産を渡してくれました。
その後は私が用意していた”桜茶”を入れ、イチゴと和菓子で
歓談しました。つい、いつもの習慣で "特売のイチゴ” を買ってしまい
口に入れた途端、あまりの酸っぱさに ”ヒェ〜失敗した〜〜”と
心の中で叫びましたが、良太さんは緊張で気がつかない様子。
”ホッ”としました。
硬直し、なかなか ”結婚”を切り出せない良太さんに、
しびれを切らした夫が「今日は何か話があるのでは?」と
水を向けると、良太さんが「花子さんと結婚させて下さい!」と申し込みをし、
夫が「一生、大切にして下さい!」と応え、安堵の空気に包まれました。
良太さんは人柄も良く、穏やかな印象で、娘の波長と合っていると
感じました。何より娘を見る、良太さんの眼差しが、とても優しくて
安心しました。
玄関で見送り、2人が家を出て歩き出す後ろ姿を2階の窓から見ていると
良太さんの「緊張した〜〜!!」とおどけている様子が目に入りました。
そして娘が窓越しの私達をとらえ、「まだ見てる〜〜」と言ったようでした。
良太さんは慌てて姿勢を正し、ペコリとこちらの方へと頭を下げました。
(行きも帰りも気が抜けず、かわいそうな事をしてしまいました)
次は花子が良太さんの家に、ご挨拶に行く番です・・
↓ お祝いや晴れやかな日に記憶に残る”桜茶”です